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金利を考えた借り換えの注意点

近年、住宅ローンの借り入れの選択として「変動金利タイプ」を選ぶ割合は、概ね50%を超えているといわれています。特にメガバンクなどでは、変動金利のシェアが9割近い場合もあるようです。そんな中、住宅ローンの借り換えは固定金利から変動金利への変更を検討している人が多いのではないでしょうか。

どうして変動金利を選ぶ方が多い?

一番の理由としては、やはり住宅ローンの金利タイプの中で変動金利タイプの金利が低いからでしょう。今や1%を切る変動金利も全く珍しくなくなりました。金利は長い期間で返済していく住宅ローンにとって、とても重要なポイントです。住宅ローンを組む方は、誰でも金利が低いものを選択したいと考えているのではないでしょうか。

借り換え時に変動金利を選択する理由は?

あまり知らないという方も多いかもしれませんが、借り換えには諸費用がかかります。そうした費用も含めて考えると、金利をどのぐらい引き下げることが可能か、ということは非常に大切なことだと言えます。固定金利のタイプから変動金利のタイプへの変更なら、大きく金利が引き下げられる可能性が高くなります。もし、現在の金利から2%も金利が変われば、毎月の住宅ローン返済額が4~5万円削減できる場合もあります。そうした実額を見ると、なおさら変動金利タイプが魅力的に感じるのではないでしょうか。

変動金利での注意点について

変動金利を選択するうえで、最も意識しておかなければならないことは金利上昇リスクを考えなくてはならないことです。変動金利のタイプは金利が変動するわけですから、世の中の金利が上昇すればそれに連動することになります。最近ではマイナス金利という言葉をよく耳にしますが、生涯マイナス金利でいられるわけではないと考えておく方はよいでしょう。

自分にあった金利の選択とは?

どちらにせよ、多かれ少なかれ金利上昇リスクがあるのは間違いありません。ご自分にとって、金利上昇への対処ができるかを考えておく必要があります。下記の2点に当てはまる方は変動金利タイプの利用について慎重に検討される方がよいでしょう。

・年収に対して住宅ローン残高が過大な方
・世帯収入が相対的に低い方


住宅ローンの負担を減らしたいと言って変動金利の利用を検討される方が多いのかもしれませんが、万が一金利が上昇した場合に、住宅ローンを返済していけるかを考えておかなくてはなりませんので気をつけて選択をされるようにした方がよいでしょう。

金利変動を検討してみてもいいという方については、

・年収に対して住宅ローン残高が少ない方
・世帯収入が相対的に多い方
・残りの返済期間短い方
・住宅ローン残高に対して、預金残高が多い方

上記のような方々が考えられます。どちらを選択するとしても、住宅購入において大切なこととして、万一住宅ローンの金利が上昇しても対応するだけの経済的、資金的な余裕があるということが必要なのではないでしょうか。確かに金利は住宅購入において大切なことではありますが、安心して長く暮らしていけるような、ご自分に合った住宅ローンの選択が、何より大切なことなのではないでしょうか。

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