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住宅ローンとマイナス金利

最近ニュースでよく聞くマイナス金利。住宅をローンにて購入した場合に私たちにどのような影響があるのでしょうか。

そもそもマイナス金利とは?

民間の金融機関が日銀の当座勘定に預けている資金の一部にマイナス金利が適用されます。当座勘定には一定水準を超える金額に金利がついており、2月16日からこの金利がマイナス0.1%に引き下げになりました。

つまり分かりやすくご説明すると、金融機関としては今まで当座勘定に一定水準を超える金額を預けることで日銀から利息を受け取れましたが、今後お金を預けると逆に利息を払わなければならないのです。

マイナス金利が住宅ローン金利に及ぼす影響

住宅ローンの変動金利(半年型)は、短期プライムレートを基準に決定されます。短期プライムレートとは、銀行が優良企業に融資をする場合に適用する金利のうち、期間が1年以内で、金融機関同士が資金の貸し借りをする場合に適用される市中金利に連動します。市中金利に影響を与えているのが日銀の政策金利ですから、住宅ローンの変動金利(半年型)は、日銀の政策金利にほぼ連動してるといってもよいでしょう。

固定金利ではどうか?

固定金利には、当初固定金利型と全期間固定金利型があり、いずれも長期金利に連動します。

長期金利とは、満期までの期間が1年超の債券などに用いられる金利のことで、一般的な住宅ローンの固定金利は、新発10年国債利回りの動きの影響を受けます。

長期金利(新発10年物国債利回り)とフラット35のマイナス金利の影響

すでに金利が最低水準である変動金利(半年型)は引き下げの余地はあまりないため、引き下げが期待されるのは、長期金利に連動する10年以上期間が固定されるタイプのものや、フラット35を中心とする全期間固定金利型です。なかなか理解が難しい住宅ローン金利だからこそ、詳しい専門家などに相談しながらの検討がベストといえるでしょう。

マイナス金利導入によって長期金利が下がり、個人向けの住宅ローン金利が下がることによって、審査に使ういわゆる審査金利もさがり、融資可能な金額が多くなっています。だだ、融資可能金額と返済可能金額は違いますので、しっかりと返済計画を立てることが重要です。

そのため、今後は融資基準が厳しくなる可能性も出てくるかもしれません。今後の金融機関の金利の変動を検討しながらの住宅ローンの選択が重要になってくるのではないでしょうか。

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