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家選びの基準は工法!「2×4」に「プレハブ」って?

住宅を選ぶとき考慮に入れておきたいものの1つに「工法」があります。
工法の違いによって、耐震性、予算、デザインなどさまざまな部分で違いがあるからです。
ここでは、現在の建築で主流である「ツーバイフォー工法」と「プレハブ工法」についてご紹介します。

アメリカ生まれのツーバイフォー工法

木造枠組壁構法(もくぞうわくぐみかべこうほう)のことで2×4工法とも言われます。主要な建材が2インチ×4インチサイズなのでこう呼ばれています。複雑な接合部をなくし、単純で無駄のない合理的な工法です。
19世紀の西部開拓時代にアメリカで生まれ、今では約9割の住宅がツーバイフォーで建てられるなど北米では広く採用されています。
柱や梁といった「線」ではなく壁や床を含めた「面」で支える構造なので、木造軸組構法(もくぞうじくぐみこうほう)といった日本の在来工法より耐震性は高くなります。また、気密性も高いため防火性や断熱性の面でも優れた工法です。

日本では1970年代以降普及し始めたツーバイフォー工法ですが、デメリットは大きく3つあります。
1つ目は、壁を含めた構造体で強度を保っているので将来的なリフォームが難しいことです。ただし、外壁材料などには特別な制約はないため、外観は好みのものにすることができます。
2つ目は工事中の雨に弱いことです。在来工法に比べ屋根の組み立てに時間がかかるため、工事中に雨が降れば中の構造材が濡れてしまいます。ただし、この問題は工場でパーツをある程度組み立てて、クレーンで一気に仕上げてしまうことで解決します。
3つ目は気密性の高さがあだとなることです。確かに厳しい冬を快適に過ごせるのですが、高温多湿の日本では夏の暑さが厳しくなりがちです。

組み立てるだけ?プレハブ工法

プレファブ工法、あるいは単純に「プレハブ」とも呼ばれます。
pre(前に、あらかじめ)とfabrication(製作)からなるprefabrication(プレファブリケーション)に由来しています。
その名の通り、あらかじめ建材の一部また全てを工場で生産加工し、建築現場で組み立てる工法です。
工場で大量生産されるので建材の質は安定しコストも抑えられます。また現場での作業も減るので工期も短縮できます。

プレハブ工法のデメリットとしては、建材が303ミリや205ミリと規格化されているためサイズやスケールの面で自由度が下がることがあります。これは、ツーバイフォーも同様です。
また、工期短縮といった兼ね合いからコンクリートや漆喰を使った湿式工法が採用できなかったりと外壁塗装の面でも自由度は低くなります。


一口に工法といってもさまざまな種類があり、それぞれにメリットとデメリットがあります。ご自身やご家族のニーズや目的にあった工法で家選びをしましょう。

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